珈琲豆の生産国ランキングはこちらで紹介しましたが、
「最も珈琲を消費している国はどこなのか?」を調べてみました。
参考にしたのは、「国際珈琲機関(ICO)」の統計資料です。
まずは、「世界の国別珈琲消費量」です。
予想通りなのはアメリカですかね。
スターバックスコーヒーをはじめ、ブルーボトルコーヒーなどの創業地でもありますし、カフェ文化が浸透しています。
また、カフェの多いフランスやエスプレッソの文化のあるイタリア、最大生産国であるブラジルなどもランクイン。日本が世界で4位の消費国になっています。
ただ、これはあくまでも国別のランキングなので、人口が多い国は消費量が多いのは当然です。
次は、「一人当たりの珈琲消費量」をみてみましょう。
これを見るとガラッとイメージが変わります。
1位〜4位はルクセンブルク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーというEU特に北欧が上位にランクインしてきます。
中でもルクセンブルクは年間24kgの消費量とダントツです。(1日あたり、約5.5杯)
日本が年間3.4Kg(1日あたり約0.7杯)なので、7倍もの量を飲んでいることになります。
詳細のランキングデータはこちらです。
ただ、このデータは中国やオーストラリアなど、入っていない国もあります。
例えば、中国は近年珈琲の消費量が大幅に増えてきており、中国最大手の「ラッキンコーヒー」は2022年末時点でスターバックスの店舗数を抜いて8214店舗となっています。まだまだ地方には浸透していないとはいえ、今後消費量が増えていくことは確実と言われています。
今後、珈琲の消費量がどのように変化していくのか、引き続き注目です。